8月18日、平松神社(旧心岳寺)において奉納演武を行いました。
平松神社は島津四兄弟の三男・島津金吾歳久公の御霊をお祀りする神社で、天正20年7月18日(旧暦)に自害した歳久公終焉の地に公の菩提を弔うべく建立された心岳寺が明治の廃仏毀釈を経て神社となった場所です。
武勇、知略ともに優れた歳久公は島津家中の信望を集め、兄・義久公、義弘公を扶け島津家による九州統一戦の主力として戦いましたが、豊臣秀吉による九州平定後、島津氏降伏後もひとり頑強に抵抗し続けたため兄義久公より追っ手を差し向けられ、この地にて最期を遂げました。
その後毎年の命日には藩士によって心岳寺詣でが行われ、今でも毎年8月18日には祭事が催行され、当会も奉納演武を行っています。